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とある弁護士のひとりごと

とある弁護士のブログ。時事ネタや法律・判例情報・過払い訴訟の論点解説など
by lawinfo
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【貸金業者の対応】アイフルADR期間満了後の対応②

【アイフルADR期間満了後の対応②】

・アイフルがADR期間終了後に,おもしろいファックスを送りつけているようです。
「1 はじめに」から始まる4頁(1/2で印刷しているので合計8頁)もので,外資系債権者への恨みつらみが書かれています。外資系債権者はこの事実をつかみ,アイフルに抗議してもいいレベルだと思います。

・この資料によると,外資系がアイフルの破綻を盾にかなり強硬な要求をしてきたことが記載されています。
特に,アイフルの社債の利率は8%で,アコム第64回社債が0.88%・オリックス第178回社債が0.552%と同業他社と比べると10倍以上の利率であることが記載されています(4頁)。

・その他,証券会社や格付会社の評価は低いと記載されています(7頁)。

・以上のようなことから,アイフルとしてはADR終了後も厳しい状況が続き,今後も安く和解してほしいといいたいようです。
 しかし,ADR期間中のアイフルの対応は極めてひどく,到底甘受できるレベルではありませんでした。訴訟の対応としては,ADR期間満了後もアイフルの破綻リスクは依然として存在するものの,それも甘受できるといってくださる依頼者の案件は,徹底的に厳しく判決をとっていくべきでしょう。裁判所も自分が楽をするためだけにテキトーな和解勧試をしておきており,今後は裁判所にどんどん判決を書かせるべきでしょう。私はADR期間中もそうしてきたので,変わりませんが…。


※上記の意見・情報などの正確性等を保証するものではなく,お使いになる方の判断と責任で情報の取捨選択をお願いします。

by lawinfo | 2014-07-07 22:12 | 貸金業者の対応
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