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【分限裁判】最高裁平成30年10月17日大法廷決定

【分限裁判】最高裁平成30年10月17日大法廷決定

【被申立人】
・岡口基一判事

【主文】
「被申立人を戒告する。」

【決定要旨】
「裁判所法49条も,裁判官が上記の義務を負っていることを踏まえて,「品位を辱める行状」を懲戒事由として定めたものと解されるから,同条にいう「品位を辱める行状」とは,職務上の行為であると,純然たる私的行為であるとを問わず,およそ裁判官に対する国民の信頼を損ね,又は裁判の公正を疑わせるような言動をいうものと解するのが相当である。」


【雑感】
・この結論については特に興味ありませんが,裁判所としては,外部に意思表示されるのが嫌みたいですね。

・補足意見を読めばわかるとおり,今回の戒告処分は,事実上本件ではなく,前回の問題で処分しています。簡単にいうと,前回の東京高裁長官の厳重注意処分が甘すぎて,今回それで処分することになったということです。
 最高裁としては,これを大々的に示すことで,現役裁判官が外部へ意思表示をすることを抑制し,少しでもすれば,今後は処分権者である高裁長官がためらわらず,処分することを事実上促すことになるでしょう。

・最高裁は,このような自分の気に食わない裁判官を処分するよりは,判決を書かないなどの怠慢裁判官を処分すべきです。
 高額な税金を食(は)みながら,仕事をしない裁判官は,それこそ「職務を甚だしくおこたつたとき」(裁判官弾劾法2条1号後段)でしょう。こういう裁判官を放置しながら,こんなことをいう最高裁ってなんなのかなと思います。

・まあ,それはともかく,今回の決定で,裁判官の純然たる私的行為であっても処分対象になることは明示されているので,純然たる私的行為でも,「裁判官に対する国民の信頼を損ね,又は裁判の公正を疑わせるような言動」があればどんどん告発していきましょう。なにぜ最高裁の大法廷決定があるんですから。これ以上の錦の御旗はありません。
参考URL(裁判官訴追委員会):http://www.sotsui.go.jp/

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by lawinfo | 2018-10-18 18:51 | 最高裁
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